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マーラーのharuのレビュー・感想・評価

マーラー(1974年製作の映画)
4.0
マーラーの悪夢。

妻を連れ、列車に乗ったグスタフ・マーラーは過去を思い出していた。失ってしまった弟たちや娘。そして目の前にいる妻の愛も、まもなく失われようとしていた。

マーラーの伝記…?
なんか最近映画に出てくる人々が「マーラー」「マーラー」言うもんで、気になって鑑賞。マーラーの生き様を見たかったんですが、冒頭の「ベニスに死す」で、あれこれちょっと違くない?と不安に。しかし表現は置いといて、神経質で常に顔色が悪いマーラーは自分のイメージに近く、話もわかりやすいのでハマりました。
改宗シーンはケン・ラッセルな感じで、やっぱり好き。音楽家は体とメンタルが不安定なのが定番ですが、作品を生み出すってとんでもないエネルギーが必要なんだなぁと思いました。
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