監督・コッポラ&撮影・ストラーロ。車開発者プレストン・タッカーの実話を映画化した作品。クセなく素直に作られていて面白かった!
アメリカンドリームに敗れたのに、観終わってものすごい多幸感。ポジティブでパワフルで家族&仲間思いのタッカーが魅力的すぎる。エンドロールに登場するご本人の写真からも素敵な方なのが伝わってくる。ジェフ・ブリッジスが本人に寄せていて敵役でした。
↓以下、ネタバレ含みます
タッカーは理想の車を人々に提供するという夢に向かい、家族や仲間たちと車作りに励む。しかし、夢の実現の目前に政府やビッグ3(フォード、GM、クライスラー)によって車作りは妨害され、不当に訴えられる…
政府や企業、マスコミの酷さにはムカつくけど、めげないタッカーに感動しました。ポジティブ・シンキングって人を熱くさせるし、たくましい。アメリカの社会背景にも触れた法廷での言葉が印象的で、コッポラの想いなのかなと感じました。
夢に敗れても「大事なのはアイデアと夢」と前向きなタッカーがどこまでもカッコよかった。
タッカーの作った車のデザインとカラーがおしゃれ!当時51台作られて、そのうち47台が現存。その車がズラーッと並ぶ姿が痛快でした。