トランスマスター

タッカーのトランスマスターのレビュー・感想・評価

タッカー(1988年製作の映画)
4.0
劇場公開当時『ビデオでーた』という雑誌で特集をやっていて
ずっと見たいと思っていた映画

ルーカスフィルム制作、コッポラ監督作品

斬新なデザイン、リアエンジン、安全ガラス、シートベルト採用の幻のタッカーの車を実現させるイノベーターのお話。
人材集め、資金調達、ビッグスリーのロビイスト活動との攻防などを描いた実話です。

◆良い点/注目ポイント
・様々な妨害に遭遇してもやり抜くグリッド力、完全に道を塞がれたら次の手を考える溢れるアイデア、周りを巻き込む魅力共に創業社長らしい人物像が、よく表現されています。
・主人公の息子役のクリスチャン・スレーターが若いです。プロトタイプ車のお披露目の舞台裏のやり取りが、印象に残ります。
・かなり目立つ位置にテスラのポスターが有ります。

◆改善点
・たけしの番組のタッカー特集で、交通事故の際にフロントガラスが少女に刺さり怪我や死亡に繋がっていた新聞記事からタッカーが胸を痛め、自ら開発するきっかけになったので、安全ガラスとシートベルトにこだわる理由について掘り下げて欲しいところでした。

◆総括
・DVD版ならボーナスでコッポラ監督の解説付き未公開シーンが見れますので、是非ご覧ください。

-2019年95本目-