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テシス 次に私が殺されるのNoAceJustYouのレビュー・感想・評価

テシス 次に私が殺される(1996年製作の映画)
3.1
2021/6/5鑑賞。63点。

<見所>
・序盤は、スペイン版【ザ・リング】?
・見るなよ、絶対に見るなよ
・BGMが圧倒的火サス感
・アンヘラの家にダウンタウン・浜田みたいな人形が!

<あらすじ・ネタバレあり>
スペイン。女子大生・アンヘラ(演. アナ・トレント)は、【暴力映像が及ぼす影響】をテーマに論文を書いていた。
教授・ヒゲロア(演. ミゲル・ピカソ)は、研究テーマに役立つ資料を持つ変わり者の学生・チェマ(演. フェレ・マルティネス)を紹介する。

その後、ヒゲロア教授が心臓発作で死亡しているのを発見するアンヘラ。教授の持っていた映像を持ち出したアンヘラ。
アンヘラとチェマは映像の中身を確認する。
そこには女性が拷問されて殺され、死体をバラバラに切断する映像が収められていた。

チェマは殺された女性が数年前に失踪した女子大生・ヴァネッサであることに気付く。
映像からカメラの機種を割り出せると気づいたチェマ。映像の中に編集点があることもわかり、【ヴァネッサが犯人のことを知っていて名前を呼んだためにその箇所が編集された】と考える。

食堂でカメラを回す学生・ボスコ(演. エドゥアルド・ノリエガ)の存在に気づいたアンヘラは彼を尾行するが、バレてしまう。
ボスコが、失踪当時ヴァネッサと恋人関係にあったと判明。アンヘラ、チェマはボスコにインタビューをし、それを撮影する。

ある日、ボスコが住所を教えていないにもかかわらずアンヘラの家を訪問してくる。アンヘラ自信がボスコを信頼できない一方で、アンヘラの家族はボスコを気に入る。

一方チェマは独自に調査を進め、大学保管庫から監視カメラの映像を入手。ヒゲロア教授の後任・カストロ(演. ザビエル・エロリアーガ)が地下に降りる映像が収められていたことから、彼が殺人鬼なのでは?と疑問を抱く。
その後、実はカストロ教授のゼミにチェマとボスコが所属していて、当時の2人が親友だったと判明。かなり前からカストロ教授がスナップフィルムに興味を持っていて、撮影をしたがっていたことも明らかとなる。教授の狂気に気づいたチェマが最初にゼミを離れ、その後ボスコも離れていった。しかし、チェマはボスコからも危険な匂いを感じ取っていて、そのためアンヘラとボスコが関わることをひどく嫌っていた。

一方カストロは、大学内に設置された監視カメラの映像を確認。
アンヘラが心臓発作を起こしたヒゲロアの傍からビデオテープを盗んでいたと知る。

アンヘラとチェマがカストロの出入りする地下に向かうと、そこには映像編集用のキットが揃っていた。姿を現したカストロは、アンヘラを拘束。アンヘラを殺そうとしたカストロをチェマが止めるが、誤って殺害してしまう。
「自分を守ってくれた。正当防衛だ」と言い、チェマをなだめて自首を進めるアンヘラ。チェマは精神的に追い詰められてアンヘラを拒む。
チェマの部屋から、スナップフィルムに使われたカメラを見つけたアンヘラは、彼がカストロの共犯ではと疑念を抱き、距離を置くようになる。

一方、アンヘラはボスコに対して微かな恋心を抱くようになっていた。
ボスコの別荘を訪れたアンヘラ。そこにチェマが現れて、チェマとボスコが格闘。チェマは、アンヘラに車庫へ行くよう指示。
車庫に向かったアンヘラは、ボスコの別荘がスナップフィルムの撮影現場だと気づく。
殺人鬼であることを認めたボスコはアンヘラを手にかけようとするが失敗、アンヘラは手に取った銃でボスコを射殺。

警察の調べで、ボスコとカストロは共犯関係にあり、わかっているだけで6件の殺人に関与したと判明。

ボスコとの格闘で入院中のチェマを、アンヘラが見舞う。
アンヘラはいつかの日に話していた内容を引用し、「コーヒーに行きましょう」と誘う。

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