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パリは燃えているかのkeiのネタバレレビュー・内容・結末

パリは燃えているか(1966年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

WW2のドイツ占領下パリの解放を描いた作品。
パリの学生がゲームみたいに撃たれまくりあっけなく死んでいくシーンはショッキングだったが、占領下での解放活動はどこに裏切り者がいるかわからず、命懸けで綱渡りだったんだなあと感じた。
仲間の死の知らせを聞いた瞬間には決起のビラを貼っている活動家たちの逞しさに凄んでしまった。登場人物全員がパリ解放に向けて前を向き続けて歩みを止めない。
終始モノクロの画面だったがエンディングでカラーになるのも感慨深かった。

コルティッツ将軍は結局パリを爆破せず無条件降伏したけど、序盤に放った"(パリは美しい街だが)我々は兵士であり観光客ではない(=必要なら街を燃やす)"という台詞に彼の葛藤が現れているなと思った。
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