たりほssk

パリは燃えているかのたりほsskのレビュー・感想・評価

パリは燃えているか(1966年製作の映画)
3.5
1944年8月25日のパリ解放がどのように成功したのか、フランス史の勉強のような気持ちで見ていました。解放に関わったのはレジスタンス、その中にはドゴール派と共産主義者がおり、それに自由フランス軍、連合国軍(アメリカ軍)が存在していたこと、またドイツ軍のコルティッツ将とスウェーデンのノルドリンク領事との緊迫に満ちた交渉も初めて知りました。最後には、皆で勝ち取ったパリ解放の喜びが画面からあふれ出てくるようでした。しかしそこに至る過程では一般市民も無差別に攻撃され、犠牲者が出ていて、何とも言えない複雑な気持ちになりました。
そして「パリは燃えているか?」のフレーズがとても印象的で心に残りました。できれば全編フランス語だとなお良かったです。
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