ゾロ

パリは燃えているかのゾロのレビュー・感想・評価

パリは燃えているか(1966年製作の映画)
3.5
BS自動録画分鑑賞

第二次世界大戦時の物語
フランス パリが舞台

ノルマンディー上陸作戦と
ヒトラー暗殺未遂事件発生後の
1944年8月から始まり
8月25日のパリ解放までの物語

ノルマンディー上陸作戦は
そのまま、パリ奪還までが
作戦だと思っていたので
史実を正しく学べた

パリ解放に奮闘したレジスタンスや
決断をくだしたアメリカ軍を中心に
描いた人間ドラマではあるが
パリ市内での連合国軍の戦車や兵士
解放軍に歓喜する市民やフランス国民
さらには、市内のバリケード等
随所に当時のリアルな映像が挟まれていて
臨場感もあり、援軍を待ち焦がれた市民の
苦難と喜びがヒシヒシと伝わってくる

特筆すべきは、
パリ爆破を任命された
コルティッツ将軍の言葉

 ドイツが勝てるなら、
 パリの爆破も辞さないが
 総統は正気を失っている

親衛隊とは違い、ヒトラーに疑問を持っていた
上層部もいたという史実

また、ルーブルを爆破しても
美術品を掠め取ろうとしたヒムラー

アメリカ軍には、
後の大統領アイゼンハワーの名前や
パットン将軍が登場したりもした

ラスト、電話口の声は

パリは、どうした?
パリは、燃えているか?

やはり、
既に正気を失っていたのだろうと思う
ゾロ

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