junistoosexy

パリは燃えているかのjunistoosexyのレビュー・感想・評価

パリは燃えているか(1966年製作の映画)
4.0
後半、解放されたパリ市民の歓喜と熱狂っぷりに心躍らされる。
一人銃を構えるお爺ちゃん、自宅の窓からドイツ軍への攻撃を嬉しそうに眺めるお婆ちゃんらの一体感は、同じ終戦でも敗れて悲壮感漂う日本のそれとは全然違う。
ヒトラーの思惑に反して、命をかけて破壊ではなく降伏を選んだドイツ軍将軍に涙が出る。
おかげで今のパリの街並みがあるし、日本も東京大空襲が無かったら面白い街になったろうに。
そう考えると、せっかく残ったノートルダム大聖堂の大火事は残念で仕方がない。
米仏の大御所達のお祭り共演はワクワクするけど、さすがに勿体無いね。
でもパリでの撮影はよくぞやってくれた。
そしてオーソン・ウェルズ、顔が濃過ぎるのよ。
junistoosexy

junistoosexy