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カティンの森のcutiequitieのレビュー・感想・評価

カティンの森(2007年製作の映画)
4.0
大学の授業で鑑賞しました。
以下私の大学で提出したコメントシート

橋でドイツから逃げてきた人とロシアから逃げてきた人が鉢合わせする場面で当時のポーランド がロシアとドイツの挟み撃ちにあっていることが一瞬にして分かる描写だった。
大将が一番星が出たときに将校たちの前で行った集会で生き延びてくれと演説し、全員で歌を 歌った場面が全部見終わって、最後を知っていると凄く心が痛く感じる。
信じて夫を待つしかない女性の立場や、連行され、骨で帰ってきた(骨か遺品か分からん、多分遺品らしい)夫を迎えることしかできないことが酷
生き残るためにロシア軍になった(?)イェジやアンナの甥がカティンで父親が虐殺されたことを訂正するように言われたこと、兄の墓にカ ティンで亡くなったことを彫ると、教会に置くことができないと言われていたところから生き残った人々の運命も狂わせ、生き残ることも辛いと思わせる非道な行いだ
最後の虐殺のシーン、まるで工場の製造ラインのような作業で、同じ人間によくこんなことができたなと思ったし、それを他国のせいにして、ポーランド人にも真実を話すことも許さないことがむごすぎる。悲しさを通り越して胸がずっと痛かった
今、ロシアとウクライナ関連のニュースがよく報道されていて、ロシアが攻撃を始めた当初は関心 があって、非難の声が多かったが、最近では報道に慣れてきて、そんな声も上がらなくなってきている気がする。ウクライナのこともよく知り、抗議する姿勢を忘れてはならない
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