若い頃は戦争映画が苦手で避けていたけど、最近進んで鑑賞するようになった。 私はノンフィクションの後味悪いジャンルが好きだが、最終的に行き着いたのは戦争映画だった。好きという表現は不謹慎か、、 どん…
>>続きを読む歴史的事実を淡々と描いている。
それらに翻弄される人々、戦勝国によって捻じ曲げられた事実、集団心理の暴力的な側面などリアルに描いている。
戦後もどちらの事実を受け止め生きていくか選択を迫られる苦しみ…
苦しい。袋小路だ。
結局国籍とか信条に身を任せるのはダメなんだよな。なんらかの属性を悪だと責めるのは楽だし気持ちいいのだろうけど、こういう事態を招いてるのは同じ人間同士なのだと認めて向き合わないと問…
【第80回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート】
ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ晩年の作品。自らの父親も被害者だという「カティンの森事件」を題材にした作品。
悲惨な話ながら、アンジェイ・ワイダ…
1939年9月17日、ポーランド。ドイツの侵攻に加えロシアの侵攻。正確な情報を得られないまま逃げ出さねばならない人々の群れ。その中で逆行するように移動し夫を探し求める母子は連行される前の夫に束の間会…
>>続きを読む332
カティンの森事件を扱ったポーランド映画
長い間、謎とされてきた事件の経緯を詳細に描いている。
第2次世界大戦初期、2万人以上のポーランド将校が虐殺され、ソ連とナチスドイツのどちらが犯人なの…
Andrzej Wajdaのお父さんがこの事件で亡くなっているっていうのを知ってからというもの、この作品を撮ったときの監督の心情を考えずにはいられなくなった。曇り空の下に響く銃声が嫌にリアルなのは、…
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