テレビでやっていてなんの予備知識もなく冒頭の文章でフィクションなのか、と思い見始めた。
題名の雰囲気から明るいサクセスストーリーなのかとおもったら真逆。
こんなこと実際にやってのけることができるのかと驚いてしまう事件。よっぽど文章がうまくて、人を引き付ける才能のある人だったんだろうか。
チャックとスティーブンの演技がほんとによかった。字幕でよかった。
スターウォーズとは別人のナードっぷり。
この題材は、もっとサスペンスっぽくしたり、スキャンダラスにしたりすることが簡単にできたとおもうんだけど、実際にこういうことがおきたときってこんな風に地味なんだろうなとおもった。事実に忠実だからこそああいう映画になったんだろうなと。
あんな大それたことをしてしまった人が弁護士になって本を出版できるなんて、アメリカってすごい国だな。(笑)
最初から小説家になればよかったのに。
最後チャックがみんなに認められるところは泣きそうになった。どこかで見たことある俳優さんだなとおもったらフライトプランか。
嘘をつかれて言い訳を重ねるところとか、信じてくれ!とか見苦しいスティーブンの演技も最高だった。本気でいらついた。笑
でもなんだか憎めない。
教室のシーン、人がいるのが妄想なだけじゃなくて教室さえ妄想(捏造?)なところは秀逸だなあとおもった。
スティーブンが慕っていたマイケルがイラクで死んでしまったのは驚いた。記者って色々な意味で大変だな。
それと、嘘は身を滅ぼす。
嘘をつくと、更に嘘を固めなくちゃいけなくて、自分が苦しくなる。
そんなことも学んだ気がする。
考えることがあるときにこれを見られてよかった。
落ち着いたらまた観たい。