2013-04-30
かなり良く出来た作品でした。傑作といっても良いと思います。
追い詰められていく主人公を演じた彼、素晴らしい演技でした。素晴らしすぎて、だんだん腹が立ってきてしょうがなかったです。もう見ないでしょう(笑)。ニュースって、社会で起きた事を伝えるのがニュースと思っていました。これが普通の、ごく一般的な自然な考えだと思います。当然、記者は真実を伝える職業だと思ってました。折に触れ、ジャーナリストについて、本を読んだり映画を見たり、話しあったりしてると、どうやらryodanが描く自然な考えとは違うようです。当然ニュースソース自体が事実と違うということもあるでしょう。でも記者自身が捏造してしまうという、ありえない事が出来てしまうんですよね。本編では何重ものチェック機能が働いていたにもかかわらず、それが出来てしまう。それも一度や二度ではないという有様。まさか彼が、それに尽きると思います。同じ職場で毎日顔を合わせて、好印象を抱けば、自然とその人の仕事も好評価してしまう。疑う余地なんてなくなるんです。ジャーナリストは聖人ではない。いろんなニュースに触れる度に、そのことを頭の隅に残しておくべきでしょうね。
