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『めし』に投稿された感想・評価

似太郎

似太郎の感想・評価

4.3

【じれったい夫婦の日常】

慎ましい庶民劇で成瀬巳喜男の真骨頂。上原謙と原節子の夫婦の共依存関係が、じれったくも愛しい日常を美しく彩る。

貧乏臭い戦後の風景なども一見に値する。(笑)

映画評論家…

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倦怠期の夫婦。
今だろ色々ありすぎて、夫の横にいられることだけが幸せって思う女性少ないんじゃないかなと思う。
そういう意味では、朝ドラもそうだけど、当時の女性の立場的なのがよく分かる。

このレビューはネタバレを含みます

51年東宝。林芙美子原作を成瀬巳喜男を初めて映像化したことで知られる。ずいぶん久しぶりに見たが、大阪が舞台になっていたことは忘れていた。原節子の顔を見ると腹が減る上原謙。この夫婦は倦怠期を迎えている…

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わかるけど…!わかるけど、それで本当にいいのか三千代よ…
答えは良い人もいる。違う人もいる。ってことなんだろうなあ。いつの時代も本当に考えていることは同じ。
実家で沢山寝てしまうのも、「ご飯だよ」っ…

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一日を家事に費やすだけで夫との関係は冷えていてここから居なくなりたいという雰囲気が終始張り詰めていている。原節子が狭い家で家事に奔走すると狭い家がもっと狭く感じて鬱屈しているような心情も重なり家に囚…

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kumatora

kumatoraの感想・評価

5.0

初成瀬巳喜男良すぎて倒れそう

原節子のモノローグのトーンで泣いてしまう。ラストの語りも旧時代的だし、はたしてこの夫婦の未来が本当に明るいのかとか色々あるけど、話し方と寄り添い方で決壊してしまった

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じょい

じょいの感想・評価

3.5

やだやだこんな時代もこんな男も、という感情をフラットに戻して観ると素直に楽しめる。

大阪出身者として、古い大阪弁や、古い街並みはとても興味深かった。昔の言葉はすごく良いなと思う。「おはようさん」っ…

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これは高校の時に『浮雲』と二本立てで観た覚えがある成瀬巳喜男監督1951年の作品だけど、あんまり覚えてないかな。
TP

TPの感想・評価

3.2

★1989年に続き2回目の鑑賞★

 林芙美子原作だが、2/3を書き上げたところで林は亡くなったため、未完の作品を映画化したもの。川端康成が監修(具体的に何をやったか不明)している。

 日本人離れ…

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yuho

yuhoの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

原節子は従兄弟と上原謙は姪っ子と、山の音もだったけど市井の人々を描いた朗らかさと近親相姦的なモチーフの妖しさが同時に存在していてヤバい、
布団をみんなで敷くシーンが良かった
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