めしの作品情報・感想・評価・動画配信

『めし』に投稿された感想・評価

Ryoma
4.4
めし(1951)
お茶漬の味(1952)
イタリア旅行(1954)

とかいう倦怠期の夫婦三組
だ
4.0
隣には情けない夫。背景には寄せては返す波。風景が流れゆく電車の中で、カメラは原節子をズームし、そしてまた引いていく。ああなんていいショットなんだろう。
河
-

・繰り返され、よくなるどころか悪化する気配のある(米の価格の上昇)生活から逃れて、実家に帰り、そしてまた家へと戻る。
・久しぶりに帰った実家では母と弟夫婦が家業を営んでおり、もう既に主人公にとって実…

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KIN
4.4

最近「晩春」も見直したばかりだったので、同年代でも女性の描き方が全然違くて驚いた。
(原作の林芙美子がフェミニズム文学で有名だったのも後から知った)

自宅のロケーションがとても印象に残る。あの小さ…

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何をしてもどこに行っても噛み合わない人間関係から逃れられない原節子が切ない。そして終盤での里子のお父さんの「どうしてそんなにフワフワしてるんだ」というセリフがズバッと映画を突き抜ける。上原謙は上原謙…

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3.8

割と重いストーリーだからかったるいかなと思っていたが、カット割りのリズムが気持ちよくてサクサク観れた。

男性ファーストの時代なので現代と比較して価値観が合わないところが多いが、夫の金遣いには何とも…

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4.8

突き刺さりまくってずっと泣いてた。今まで言葉に出してこなかった遠慮や気遣いの気持ちが、奔放な姪の登場により顕在化してフラストレーションが溜まり堪え切れなくなる。ラストの台詞「女の幸せとはこんなもので…

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4.0

家父長制社会の価値観の中で女性の生き方を考えた作品。現代の視点から見ると非常に歪んだ女性映画として映る。
同時代的に日本の伝統的な家父長制社会の中で生殺しにされている女性の悲痛な叫びを上手く捉えてい…

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2025/05/03 シネ・ヌーヴォ「生誕120年 成瀬巳喜男レトロスペクティブ」
Ryoji
4.5
原節子が夫婦のズレに葛藤。実家に逃げても結局できることをやるしかない。幸福、わからないけど、情緒深い。

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