やだやだこんな時代もこんな男も、という感情をフラットに戻して観ると素直に楽しめる。
大阪出身者として、古い大阪弁や、古い街並みはとても興味深かった。昔の言葉はすごく良いなと思う。「おはようさん」っ…
★1989年に続き2回目の鑑賞★
林芙美子原作だが、2/3を書き上げたところで林は亡くなったため、未完の作品を映画化したもの。川端康成が監修(具体的に何をやったか不明)している。
日本人離れ…
何という段差だらけの序盤。
まず、家の前の路地から通りへと上がるところの階段。地形的なインパクトもさることながら、人が引っかかって転んだり、出勤する夫に妻が荷物を手渡す場所しても使われる。
次に…
いままで小津安二郎の映画をただの一本も鑑賞していない私は、彼のミューズたる原節子についても殆ど予備知識を持たなかった
夫との関係に倦み、淡々とした味気ない結婚生活に身も心も疲れ果てた女が本作におけ…
とてもチャーミングな夫婦だった
この時代に、女性の在り方をやんわりと批判しているのは素晴らしいと思う。
原節子さんのあの佇まい、本当に素敵。
岡本里子は三千代さんに勝ちたくて一生懸命背伸びをする…
結婚5年目、夫婦の倦怠期を夫の姪が引っ掻き回す
女友達、未亡人、ほのかに思いを寄せるいとこ 第三者がもたらすスパイスがいい
書いたけど出さない手紙の行きどころ
名言「感情をべたつかせて人様に迷…
『うん、今日のコロッケは上出来だねえ』
90分ひたすら日常を映す狂った作品
大人は、いや人間は、いや生き物は少し油断すると変わり映えの無い毎日を繰り返す
だからこそ何か非日常を求め、それらのひとつに…