映画史に残る名言「感情をベタつかせて、人に無意識に迷惑をかける人間は大嫌いだなあ」だけでも、本作には観るべき価値がある(もちろん映画全体も素晴らしいが)。
大恋愛の末にそれぞれの故郷を飛び出し、大…
今見ると中々グロテスクな話だけど、
当時はこれに救われた人が多かったのかなぁと想像した。
リベラルな世の中って、単純な正解という概念がもはや欠如してしまっていて、「男はこうである」「女はこうである…
・最初に字幕で出てきた林芙美子の言葉にもあったように、ありふれた日常の話ではあるが、この物語は、現代の倦怠期夫婦でもよくある話なのだろう。
・原節子演じる主人公・三千代の言動にイライラさせられっぱ…
年始早々、林芙美子を見たくなる不穏な年明け。
林芙美子に高峰秀子が至高のツボではあるけど原節子さんも凄かった、危うい表情されるのね
義理の弟みたいな人と結ばれると幸せなのかと思うけど、ビール一杯、め…
「台所と茶の間と女の命はやがてそこに虚しく老い朽ちていくのだろうか」というモノローグから始まる。倦怠期の夫婦の家に姪が来ることで状況が変わっていくという構成は小津の『淑女は何を忘れたか』に似ている。…
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