成瀬がすばらしいのはスクリーンに投影された人びとがいままさに真実の感情を生きているのだという感覚をもたらすからだ。同じ屋根の下に暮らす上原謙の女中に成り下がったかのような結婚生活に嫌気のさした原節子…
>>続きを読む戦後早々の、家電製品も何もなく、風呂は家になく炊事、洗濯掃除はすべて手仕事。男は外で金を稼ぎ女が家事に勤しんでいた時代。結婚して初めて顕わになる価値観の違いや生活の充実感をどこに得たらよいのかわから…
>>続きを読む2023年67本目
邦画と言えば「黒澤、小津、溝口、成瀬」ということで成瀬巳喜男作品を初鑑賞
「何気ない日常を描く」というのは簡単そうで実は難しい
派手な仕掛けもどんでん返しもなく、静かなドラマを…
いささか説明的だとかそういうのは全くどうでもいいと思ってしまうくらい圧倒的に好き。
視線1つでフレームの外で何が起きているかをわからせてしまう原節子。恐るべし。
誰がメシを準備するのか。誰がメシ…
非常識でかまととな姪を世話させるだけでは飽き足らず小遣いまで渡そうとし、女に連れられてベロベロで帰ってくるなんて…んなもんブチギレられて当たり前じゃい!笑
凄く丁寧に描かれた映画だとは思うものの、自…