核心に触れず、互いに察しながら進む会話にリアリティがあった。男女の役割に固定観念があった時代の物語なので、現代の価値観に照らすと、それでいいのか?と思ってしまう結末ではあった。しかしながら、その結末…
>>続きを読むお腹がすいてたので鑑賞。成瀬監督作品初鑑賞。
開始早々眠くなり仮眠をとるつもりが爆睡してしまったので、ピザを食べて満腹になった後再開。
"めし"というタイトルにつられて観たけど食という行為自体に…
昔の大阪と東京の街並。暮らし。そこにいる人間は今とあまり変わっていないことに少しあきれるが、またほっとする気持ちもある。なんかそれを確認したかったんだよな。東京で再会するところはなにげないのがすごい…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
冒頭の朝食シーンでご飯の匂い嗅いで、
「ちょっとくさいかも(腐ってるかも)」的なこと言いつつ旦那に出しちゃうのが時代を感じてグッときた。
旦那も新聞読みつつ何も言わずに食べてるし。
あと最後の方で…
サラリーマンの夫のために「めし」をつくる主婦業に嫌気がさして、
実家に帰って、数日間、ごろごろして、頭が冷やされてきたところに、
夫が迎えに来て、元の鞘に収まるという、
まあ、言ってしまえば、たわい…
近所でお店を見つけてビールを飲むシーンがいい。東京に来て二千五百円も使っちゃったとか、手紙出す出さないも特別なアクション。そのくらい平凡な毎日なんだよなぁ。
里子に信三のキャラが強くて、平凡だけどお…
配役が小津安二郎と似てるんで、なんで成瀬巳喜男は、このキャスティングをしているのか疑問が?絶対言われるのにね小津安二郎か!本作は、中年の危機を描く。旦那の妹が乱入して、より嫁が気分を害し始め家から出…
>>続きを読む当初旦那は気が利かない男かとおもいきや割といい人間。
引っ掻き回すさとこちゃん(こわい)に嫉妬して切れる原節子も少し沸点が低い。
なんとなく有耶無耶なまま和解するが、別れる案もあったらしい。
たま…