成瀬巳喜男作品3作目。これまでに観た「浮雲」、「秋立ちぬ」が、なかなかに捻くれた男女関係を描く作品だったので、本作もそんな作品を期待していたが、こういうストレートな夫婦物の作品も作るのか、というかな…
>>続きを読む成瀬映画初体験ですが、なんだこの冷徹さは…こええよ。
外から見たら文句なさそうな男のイヤ〜な部分があぶり出されている。腹が立つとか嫌いとか以上に「なんかイヤ」がしっくり来るというか。
ただ、「平凡な…
幸せ者だと周囲に持て囃され、三千代は気はそぞろ。自己を宙に浮かしたまま。
タイトルはよく言ったもので、碌な会話もなく、ご飯を作るばかり。
そこに押し掛ける里子の横暴なほどの悠々自適さと言ったら。それ…
いまのところ成瀬作品でいちばん好きだけどそれはひとえに原節子という怪優のパワーでもある……「絵に描いたように幸せな奥さんね」と周囲の人々に幾度となく表され、その度に曖昧な笑みで返す三千代はけして幸福…
>>続きを読む2023年212本目
倦怠期の夫婦が大阪に引っ越して来る。
顔を見れば腹減ったとしか口にする出さず、これといった会話もない。そんな時夫の姪がひょいと遊びにやって来て生活の流れが乱れ始める…。
流…
夫の転勤で東京から大阪についてきて、専業主婦をする女。夫はなんか偉そうでウザいし、一日中家にいてノイローゼ気味。挙げ句の果てには夫の姪っ子が急に家に上がり込んできてしばらく居候。夫は姪っ子に甘い。そ…
>>続きを読む家でメシ食う映画が観たくて、観た。観たことないと思ってたけど、観たこと、あった。結果、のんきにメシを食うような映画ではまるでない。
主体性や能動性によって幸せをつかみとるような世界観じゃない。あれも…
入院3日目に入った。
朝から1本目。
久しぶりの邦画。
監督:成瀬巳喜男
原作:林芙美子
監修:川端康成って、製作陣のメンツだけでチビる…
いやー、男はいつの時代も変わらんですな、アホですな。
今…