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成瀬巳喜男の最初の出世作。普遍的な「結婚と幸せ」というテーマを描く。主演の原節子は東宝専属第1回出演作。
周囲からはうらやまれるような夫婦岡本初之輔(上原謙)と三千代(原節子)は転勤で大阪にくらし…
成瀬巳喜男監督、原作:林芙美子、監修:川端康成、巨匠揃い。
帰ったら、めし。お腹空いたら、めし。
亭主からみれば当たり前。奥さまからみれば、辟易。
中弛みの夫婦を、日常目線で切り取る。
距離を…
今と何も変わらない、人々の生活のワンシーンの連続。
演出力の高さ。
抑制が効いた名作。
腹減った、めし。
その一言のもつ意味を最初と最後で反転して見せる構成力の高さ。
小津作品での原節子さんは…
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ミチヨが東京で一人夢を掴んで働くことを期待せずにはいられない展開だけど、最終的には元の鞘に戻る感じ、ちょっと残念でありつつも冒頭の広い宇宙の中の哀れな人々の営みを愛することに収束していっており、生活…
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めちゃくちゃ良い。
原節子の心情が表情でビンビン伝わる。
周りから幸せそうに見えるけど実際は満たされていない、意外とみんなそうなんじゃないか、言わないだけで。
メシって言うタイトルがマッチしすぎてる…
たぶん「めし」にするか「ねこ」にするかちょっとくらいは迷ったんじゃないかと思う、画面に映ってるだけでなんかもう胸いっぱいの幸せであった。ねこかわいい…はじめての成瀬映画、猫で増してるのもあるけどとて…
>>続きを読む大きな転換点なんじゃないでしょうか、作り方からガラッと変わっててびっくり。
酔って帰ってきた時の玄関のショットで見えないとこについてる電球を揺らして影を揺らす演出が良かったな〜。
ビールを飲んで…
将来奥さんと一緒に観たい。
夫婦って難しい。
まだ分からないけれども、自分が掲げていた理想像というものがすこし変わった。
毎日同じことの繰り返し。
掃除にお洗濯、飯を作り、茶の間でしか顔を合わせな…