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めしのoommのレビュー・感想・評価

めし(1951年製作の映画)
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「夫婦2人暮らしなんて幸せいっぱいね」「子どもがいたら大変よ、わたしもその頃に戻りたい」「痩せた?」「子どもはまだ?」「旦那さんの面倒みなくていいの?」「勝手を許してくれて良い旦那さんね」「腹減ったなあ、めし」「めしまだか」「めし」
うっせえええ🤯まじうっせえ🤯🤯

女は家庭を守るものとか、子を持って一人前みたいな価値観に対して、原節子が明らかにモヤっとしてるとこには驚いた。70年前から一緒なんじゃん。やっぱりいつの時代もこういうこと言ってくる奴はうっせぇよね〜と同調しつつ、70年前の価値観がいまだ残っていることは本当に残念に感じる。

三千代の袋小路感に同情しながら見てたのに、最後に急カーブを描いて、三千代本人が「妻は夫に寄り添って家庭を支えて生きることが幸せかも」とか言い出すもんで驚いた。あれは彼女なりの諦観だったの?(そう見えないこともないかもしれないが…)私には家父長制におもねったラストに感じられたのでがっかりした。三千代、東京で働くって言ってたじゃん。。
里子はもっと好きにやんなさい、あんたはまだやれる。
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