かわたん

めしのかわたんのレビュー・感想・評価

めし(1951年製作の映画)
5.0
opの路地がもう格好いい。26:30のカメラ。1:08:00辺りの流れも見事。1:27:00辺りのあくびで笑う。あと原節子の視線が全体的に怖い。

ただ個人的に一番うまみを感じたのは1:28:30辺りで原節子が河川敷を歩行するシーン。左斜め前からのアングルでカットし、斜め後ろから原節子の歩行を写す。この緩急がたまらん…。

このあとに続く流れも全部好きだわ。書いた手紙を出さない妻、そして、それを気に留めない夫。このバランス感と、ゆっくりトラック・イン/アウトするカメラの動きで感涙する(サイレント期のチャカチャカトラック・インを見てる自分からすると笑)。
最後、路地で締めるのも綺麗。
猫可愛い。
かわたん

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