とら

めしのとらのレビュー・感想・評価

めし(1951年製作の映画)
-
ぺらぺらと喋る原節子に茫洋とした上原謙
後半だけだが出てくる原節子の母、杉村春子
素晴らしい役者陣&演技

奥の間でひとり所帯じみた格好をしている原節子よ

家を出て、台風が来て、夫が仕事のついで、と迎えにくる。2人で外食をして、慣れない酒に口をつける。
なんてことはない、いちど住んでしまった2人だ。実家に身を寄せても、いま懐かしく思うのは、お互いの顔だったりする。

こちらに背を向けている原節子のイメージが頭に浮かぶ。彼女は実家に帰ると寝てばかりなのだ。杉村春子の一言も良い。

私とカズオさんが結婚した方が、ハツノスケさん幸せになるんじゃないの?
この直截的な台詞よ
とら

とら