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めしのwakoのレビュー・感想・評価

めし(1951年製作の映画)
4.5
ここパリで見ることで、台所の様子とか、ご近所に様子が筒抜けだとか、2階に声が丸聞こえだったりする日本の建物とその文化について、いいなあ…となった。この世界の延長線に、今の日本のうとましさが続いているんだよな、と思うとなんか受け入れられるというか。
そして日本語も面白かった。お久しぶりです、じゃなくて「しばらくね」、幸せですか、じゃなくて「幸福かい」。言葉が短くて、弱くてよい。
唯一、最後の語りだけは要らなかったな。あそこをカットして、電車の風景で終わればよかったのにな。
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