B姐さん

めしのB姐さんのレビュー・感想・評価

めし(1951年製作の映画)
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倦怠期をむかえたよくありそうな夫婦の話。監修は川端康成。
原節子(東宝出演初)、杉村春子が出てるせいか所々に小津調ぽく見える。
部屋の中をスタスタ歩き、ちょっと立ち止まる時に片足を少し上げ、笑い方が「ん、うふ、うふふ」といった感じはいつもの原節子だが、本編は珍しく生活に疲れた妻の役。ヘアースタイルは完全に「サザエさん」。
『トラック野郎』シリーズとか『女番長シリーズ』などに出ている大泉滉が、成瀬作品でもプー太郎の不良の役で笑ってしまった。

食堂で夫婦がビールを飲みながら和解する時に、提灯がパッと点くシーンなど、とにかく細かい演出が粋。

DVD(10/15/2014)
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