opの路地がもう格好いい。26:30のカメラ。1:08:00辺りの流れも見事。1:27:00辺りのあくびで笑う。あと原節子の視線が全体的に怖い。
ただ個人的に一番うまみを感じたのは1:28:30辺…
成瀬巳喜男と言えば、今では、家庭映画の、女性映画の「巨匠」であると言われているが、家庭映画の「巨匠」言えば、小津安二郎がいる。その意味では、成瀬もいた松竹に、二人の「小津」は必要なく、成瀬がPCL…
>>続きを読む成瀬がすばらしいのはスクリーンに投影された人びとがいままさに真実の感情を生きているのだという感覚をもたらすからだ。同じ屋根の下に暮らす上原謙の女中に成り下がったかのような結婚生活に嫌気のさした原節子…
>>続きを読む戦後早々の、家電製品も何もなく、風呂は家になく炊事、洗濯掃除はすべて手仕事。男は外で金を稼ぎ女が家事に勤しんでいた時代。結婚して初めて顕わになる価値観の違いや生活の充実感をどこに得たらよいのかわから…
>>続きを読む2023年67本目
邦画と言えば「黒澤、小津、溝口、成瀬」ということで成瀬巳喜男作品を初鑑賞
「何気ない日常を描く」というのは簡単そうで実は難しい
派手な仕掛けもどんでん返しもなく、静かなドラマを…