「結婚は、してもいいものであるし、しないで、済むものなら、しなくてもいいものだね」
昭和26@大阪,南部
結婚5年目の夫婦。深くて面白いな〜…
"隣の芝生は青い"、
"惨めな者はさらに惨めな者を見…
林芙美子の小説を原作に、巨匠・成瀬巳喜男監督が映画化した1951年の日本映画
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黒澤明、小津安二郎、溝口謙二と並び、世界中で評価される昭和の巨匠。他の監督と違って、世界で評価されたのが死後だから、…
このレビューはネタバレを含みます
結婚して5年目、そして東京から大阪へ移り住んで3年目の初之輔と三千代夫婦は倦怠期を迎えていた。
初之輔が三千代に発する言葉は「腹が減った。飯はまだか」ぐらいのもの。
周囲の反対を押し切り、大恋愛の末…
映画の映像を活写した様な文体の新感覚派川端康成が、監修に名を連ねたのは、或いは林芙美子原作未完だったせいかもしれないが、成瀬巳喜男監督作品中でも稀に見る純度の高さを誇る家庭劇映画となった。妻原節子は…
>>続きを読む杉村春子氏のすごさ
ここの優しく娘を迎え入れるあったかいお母さんと東京物語でブツクサ文句ばっかり言ってるおばちゃんが同一人物なんて信じられない…声も顔つきも違う人。
女優ってすごい。
原節子も素晴ら…