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24アワー・パーティ・ピープル
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目次

『24アワー・パーティ・ピープル』に投稿された感想・評価

これと、「ジョイ・ディヴィジョン」「コントロール」はセットで見た方がより理解が深まると思います
観るオススメの順番は「24アワー〜」→「コントロール」→「ジョイ〜」の順
私は完全に順番を間違えた、「ジョイ〜」のインタビューで、誰が誰だかわからないのもあったので、この順だったら大まかな流れが理解できて、人物も特定できたのにと後悔しました

さて、私はリアルタイムにパンクやニューウェーブを体験して来た人間なので、興味深かったし、面白かったのですが、当時を何も知らない、今の若い人たちが見て、面白く感じるかどうかは、はなはだ疑問です
最低限、当時の音楽シーンに興味を持っていないときっとつまらない作品なんじゃないかと思う
そういう意味で、観る者を選ぶ作品なのだと思います

当時ですら、私の周りでパンク、ニュー・ウェーブ聴いてたのは少数派で、洋楽といえばマイケル・ジャクソン、マドンナ、プリンス、シンディ・ローパーあたりだったのですから

輸入レコード盤店をハシゴするのが当時の私の日課でした
でも、シーンも衰退して、レコード屋さんは倒産してなくなり、アナログレコードプレイヤーも処分して、レコードは物置行き、今ではほとんど聞く機会もなくなってしまいました
あ、でも最近サブスクあるのでたまに懐かしんで聴いたりしてますけど

映画はその一時代を築いた栄光と挫折が描かれていています
トニー・ウィルソンの伝記、半ドキュメンタリー映画であり、青春映画でもあります

それにしてもドラッグが日常にあんなに普通に存在することに驚かされます
ロック=ドラッグ、セックス、アルコールなんて時代錯誤もいいとこですね
8bit

8bitの感想・評価

5.0
「イントロが長いのは、ヴォーカルがトイレに行ってるからだ」。
ライブシーンでのバーナード・サムナー(JOY DIVISION)のセリフ、最高。

英国のパンク~ニューウェーヴ、特にファクトリー関連が好きな人にはたまらない映画。
80年代マンチェスターの狂乱、ローカル局のレポーターだったトニー・ウィルソンと、彼のもとに集まったスタッフ、ミュージシャンたちが世界の音楽シーンを変えてゆく高揚感が真空パックされているよう。
なにか新しいことが始まっているという興奮が観てる側にも伝わってくる。

ファクトリーレコードの創設者であり、物語の語り部であるトニー・ウィルソンは本当にクズ野郎なんだけどなんか憎めない。
音楽シーンの流れや才能を見極める嗅覚は本物なんだろうと思う。
行く先々で周りの人に声をかけられるのは単に彼が地元の有名人ってだけではなく、どこか人を惹きつけるような魅力があったのかもしれない。
でなきゃこんなチャラくて胡散臭い男に人がついて行くわけないよ。

全ての始まりである76年、マンチェスターでのSEX PISTOLSのライヴ(観ていたのはたった42人。「キリストの『最後の晩餐』はもっと少なかった」というトニーの言葉がいい)。
最初のファクトリーナイトで、有名な告知ポスターをギグが終わってから届けに来るピーター・サヴィル笑
イアン・カーティスの自殺。
NewOrder、そして「Blue Monday」の誕生(「誰も買わない」というトニーの言葉が印象的)。
Happy Mondaysの乱痴気騒ぎ。
ハシエンダにおけるレイヴカルチャーの萌芽(オーディエンスがDJに拍手!!)。
そして閉鎖。

などなど、本や雑誌で読んだエピソードの数々が映像化されていて感動。
全ての登場人物を俳優が演じてるけど、正直いって実物とあまり似てない笑
でもそれはたぶん意図的で、そっくりさんを使った再現VTRではなく、
あくまで80年代マンチェスターの音楽シーンを舞台とした、一種の青春ドラマを描こうとしたからなんだと思う。
エンドクレジットに流れるNewOrderの「Here To Stay」は鳥肌もののかっこよさでした。

あ、みんな大好きサイモン・ペッグがワンシーンだけ出てた。いまより若くてちょっと太ってるけど、すごいイケメン!!!
1970年代〜1980年代にかけてイギリスのマンチェスターを中心に、世界の音楽シーンを席巻したニューウェーブムーヴメント。その中でもブームを牽引したインディーレーベル『ファクトリー・レコード』の社長トニー・ウィルソンの視点で、激動の「マッドチェスター」の時代が綴られる。

英国ロック好きは必見。基本的にマッドチェスターを盛り上げたJoy Division、Happy Mondays、New Orderを中心に進みます。ハードロックびいきの私はこの辺りの知識に疎いのですが、パンクの先駆けSex PistolsとThe Clashなど他のバンドの黎明期に触れる場面もあったりと、英国の音楽シーンを学べたのでとても楽しめました!
「これ、ドキュメンタリーなのでは?」と錯覚するくらいには全てのシーンがリアル。ライブのシーンは言わずもがな、実在の本人たちにそっくりな役者さんが揃い、セリフもあたかも日常会話のようなゆる〜いものばかりなので、当時収録された秘蔵映像と言われてもきっと信じてしまうレベル。Joy Divisionのボーカルのイアン・カーティス役の俳優さんが特にそっくりで、後で本人の映像と見比べてもほとんど同一人物にしか見えなかった...!

Happy Mondaysのメンバーたちのツアー中の移動バス内や収録中の乱痴気ぶりの再現を見ていると、神がかった楽曲が生まれる過程には数々のムチャや迷惑行為もあったんだなと、決して曲を聴くだけじゃ気づけない歴史的背景も知ることができました(笑)。まさにタイトル通り、四六時中半ば狂気じみた様子で歌い踊る当時の若者たちのロックを地で行く生き方、マネしようとは絶対思わないけれど(笑)どこか羨ましい自由さがあって、ますます80年代への憧れが強まりました。私もクラブ「ハシエンダ」で夜な夜な遊ぶロックな青春をマンチェスターで過ごしてみたかった〜!(笑)

随所に入る本当か嘘か分からない、トニーの回顧エピソードも思わずクスッと笑ってしまうはず。スティーヴ・クーガンのシリアスな演技しか見たことがなかったのですが、本作のトニー役での涼しい顔してサラッと面白いことを言う感じにハマりました!他のキャストも良かったですが、シャーリー・ヘンダーソン演じるトニーの妻リンジーと、Happy Mondaysのボーカルのショーンが特に強烈。一度観たら忘れないアクの強さ!(笑)
当時の世界観の再現度の高さは知識が乏しい私が観てもこんなに圧倒されるんだから、きっとマッドチェスターのマニアの方が観たら狂喜乱舞するはず。ラストのハシエンダのクローズ場面は思わず目頭が熱くなりました。

ロック好きのみならず、英国のレトロなカルチャーの雰囲気に浸りたい方は、当時のドキュメンタリーを観るような感覚でぜひご覧あれ!ちなみにタイトルは本作にも登場するHappy Mondaysの大ヒット曲から。

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