現認報告書 羽田闘争の記録の作品情報・感想・評価

『現認報告書 羽田闘争の記録』に投稿された感想・評価

67年の10.8については、54年後の2021年に代島治彦さんが『きみが死んだあとで』を作っている。(もちろん『きみが〜』にもこの『現認報告書』の映像は引用されている)

改めて小川紳介、大津幸四郎はじめ小川プロスタッフの撮影対象地肉化の覚悟に感銘を受ける。

代島さんの作品と二本併せての上映を見てみたい。
シネトラクト。ネットのない当時からすれば映像つきのメディアでいちはやく情況を伝えるのにこうしたんだな、と。今小川紳介が生きていたら運動をどう伝えただろうか、とか思ってたらこの後で見た「理大囲城」が完全に小川イズムでした。
機動隊が無抵抗な市民を何の躊躇いもなくボコボコ殴る映像は衝撃的だった
Osamu

Osamuの感想・評価

3.5
違和感も大いにあるけど、めっぽう力強い。

佐藤栄作首相のベトナム訪問を阻止しようとする全学連と機動隊の衝突。その中で起きた学生の死。それらに関するドキュメンタリー。

機動隊員が学生を棍棒でボコボコに殴る映像が兎に角イタい。記録として貴重なのではないか。

散らかった写真の上を移動するカメラの映像に闘争現場の音声を重ねる冒頭シーンは想像力と感情を動かされる。演出を入れた撮影など、ドキュメンタリーとしては違和感を覚える部分があるが、力強さに溢れている。

山形国際ドキュメンタリー映画祭の提唱者、小川紳介監督作品。とてもクセのある作家なのかな。他も観てみたい。
ラ・ジュテの影響なのか、何より冒頭。
肉薄した歴史の記憶であるし、何よりこれが見辛かった環境にあったのが考えられない。リアルに迫る学生運動。
t

tの感想・評価

4.1
羽田闘争で亡くなった1人の全学連青年の死因を紐解くところから始まる。
超クロースアップで映される独白する顔面、斜め奥から大量に迫りくる機動隊、冒頭の狂乱なるイメージ/音の洪水、短いながらこれぞドキュメンタリズム、と言いたくなる力強さを放つフィルム。
カス

カスの感想・評価

5.0
力があるドキュメント
対象者に接近し殺し合いわかりあう
伝えるための映画ではなく
作る欲望による映画
作る欲望に実直になれば伝わらないものはない
イワシ

イワシの感想・評価

4.0
ミステリような構成から始まり、機動隊の運動をリュミエールのように無音で捉えるカメラの圧倒的は面白さ。全学連と機動隊のぶつかり合い、エネルギーの飽和的をカメラに収めたいという動機が前作ではっきりと語られている。

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