第一次羽田闘争で犠牲になったかたのドキュメンタリーに取り掛かったタイミングで、第二次羽田闘争がはじまってそれも取材するという、神がかった即時性が魅力の小川紳介初期のドキュメンタリー。
失敗だったのはなんの予備知識もなしで再生してしまったこと。当時の日本人なら誰もが知っている羽田闘争を、まったく知らない状態で臨んでしまった。
全体像が少しは分かってないと、どこがキモなのか掴みかねたまま時間が経過してしまうと思われる。おれがそうでしたので。
リストアップしている「きみが死んだあとで（2021）」でも取り上げているモチーフとのことで、先にこっちみといてよかったのかなぁといった感じ。
ドキュメンタリーはこっちの知性も求めてくるね。入り方を失敗したので以後気をつけたい。
