このレビューはネタバレを含みます
スイミングプールを舞台に繰り広げられる、対なる2人の女の秘密
女流ミステリー作家のサラは、自分の生活や執筆に不満を持っていた。また、出版社社長のジョンのことも気になるが、ジョンはサラを金としか見ていない……そこもモヤモヤの原因だった
ジョンは、南フランスにある自分の別荘にサラを招待し、休暇を促す
来てみると、プールもあり、美しい風景に心癒されていた
そんな矢先、騒がしい音と共に、ジョンの娘であるジュリーが登場する
ところから話が始まる
性に奔放なジュリーを嫉妬の目でみるサラ
でも、プールに戯れるジュリーを見て新たな案が思い付いてからは、力関係が逆転する
サラも地元のレストランで働く男が気になって仲良くなり、そんな2人を嫉妬の目でみるジュリーという構図もできたりする
しかし、レストランで働く男をジュリーはモノにしようとしたが拒まれ、殺してしまう
対なるサラとジュリーだったが、共謀して隠蔽。その隠蔽に気づきそうになった別荘のお手伝いさんを、サラの性的魅力で黙らせる
休暇が終わり、サラは清々しく社長への気持ちに区切りをつける
が、ジュリーと名前や容姿が似ているが違う社長の娘が会社に訪れたり、謎を残して映画は終了……
うーん、気になるじゃん!!
レストランで働く男を殺した動機は、小説のためだというジュリー
ジュリーがところどころ見せる、欲求不満
ジュリーの母の話を聞こうとするも
「あれは事故です!!」と話を切り上げられてしまう違和感
未公開映像にて、社長が自分の娘について聞いておきながら、その理由を話さないのも
サラが自分の部屋に誰か居ると思い刃物を持ち出した場面とか考えちゃうと、ジュリーの母は誰かに殺されたんじゃないか、ジュリーのお腹の傷もその時の……?なんて考えちゃう
共謀した時、異なる2人だけど、静かなる平穏を取り戻すように息が合ったり
全ては社長への復讐心……?
終わった後も、調べたり考えたりするのが楽しい!
プールを映す画角や、南フランスの街並み、要所で流れるクラシック等、とても美しく良い映画でした( ´ー`)