偏愛する映画をメモしておく(no.14)
これもバカみたいに何度も書いているけど、本当に好きで好きでたまらず憂鬱になる。こんなにどん底の気分になる映画もそんなにない。
エリック・ロバーツの口ひげと、爬虫類的な気持ち悪さ。10代の彼女のヌード写真を撮ってプレイメイトにして、ヒモになるクズ。同性からも軽蔑されるクズが、逃げた自分の女を恨んで無理心中する最低のゲスなクズッぷりで、救いようにない気分になる。監督がボブ・フォッシーというのも最高。
実際のドロシー・ストラットンの殺害現場で撮影している、打ち捨てられたような陰鬱さもたまらない。