s

まほろ駅前多田便利軒のsのネタバレレビュー・内容・結末

まほろ駅前多田便利軒(2011年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

多田は、便利屋として人のために働いているが、自分の楽しみや喜びの表情を見せることがなく、心に傷を抱えている印象を受けた。
終盤にお巡りさんから多田には、子供がいたことが明らかになった。
その後、多田は、自分に子供(自分の子供なのかわからない)がいたこと、そしてその子供が亡くなってしまったことを行天に打ち明けた。
そのことに自分自身や元奥さんを許せない思いを抱えながら生きるのは、しんどいと思った。
お巡りさんから人を救うことは自分を救うことにはつながらないと指摘されるシーンがあったが、辛い過去を抱えながらも人のために働くのは立派なことだと思った。
なにか奇跡的なことが起きたり、ハッピーエンドとはならないけれど、みんな様々なものを抱えながら生きていくという現実感がある映画だと思った。
s

s