ポルノスターとして成り上がる過程をコメディタッチでうつすサクセスストーリーとしての前半と、業界を離れ腐りゆく主人公の再生を描いた後半のわかりやすい構成で、これがめちゃくちゃ面白い
綺麗なまでの転落や、当事者としては気づけなかった世間の風当たりの冷たさに触れて心が抉られていく描写がまあリアルなこと
風変わりなテーマでありながら、個々のキャラクターが抱える苦しみやコンプレックスは普遍的で、かつ心情の移りゆく過程に不自然さがないからおのずと複数の人物に共感してしまう
要約しちゃうとすげえしょーもない話に見えるのにしっかり元気を貰える傑作