Agent「B」

ブギーナイツのAgent「B」のレビュー・感想・評価

ブギーナイツ(1997年製作の映画)
3.5
この映画を見て頭を過るのは、
ベンヤミンの複製技術時代の芸術。

ベンヤミンは複製技術によりアウラは消失され、芸術はぎしきてきなモノから解き放たれるとかなんとか。

現代を生きてる僕からは全く考えられないが、アダルト業界にも芸術が当時あった様で

映画が第七芸術と捉えられていた延長なのであろう。


作中監督ジャックはそれを忌み嫌い、ビデオ撮りを最初は拒否したが
時代の流れには逆らえず、屈してしまう。

いつの時代にもモードはあり
モードは過去に囚われない事だけをその意とし
止まる事のない流れである。

70年代から80年代に変わる節目。

各々のドラマもまたモードに左右されて行く


ただ、最後がハッピーエンドなのは少しどうかなぁって思ったりもするわけで…
Agent「B」

Agent「B」