ゆきゆき

ときめきに死すのゆきゆきのレビュー・感想・評価

ときめきに死す(1984年製作の映画)
4.2
北海道の田舎町にやってきた殺し屋の青年とその世話をする医者、そして2人のもとにやってくるコンパニオンの女。3人の奇妙な共同生活とその破滅を描いた映画。

冒頭のシーンのひとつひとつが印象的で物語の中に一気に引き込まれる。始めはぎこちない関係だった3人が疑似家族とも友情とも思える不思議な結びつきになっていくのが、何とも言えない良さがある。

青春という言葉を知らずに生きてきたような青年が、初めてその青春を体験したかのような夏。その果てにあったものは余りにも惨い結末。鮮やかに美しく、でもはっきりと無残なラストが心に残ります。
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