きむら

愛の記念にのきむらのレビュー・感想・評価

愛の記念に(1983年製作の映画)
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主人公みたいな女性ほんとに逞しくて心強い。終盤の食卓シーンはこわれゆく女に匹敵する緊張感と耐えられなさだった。次のシーンからの父が急にいいやつ(元から悪いやつじゃないんだろうけど)になっていてちょっと笑う。そこからバスでの会話が奇跡みたいなショットで撮られてて泣ける。見送った父の次のカットで、また別の男性といる(セリフでは示されてるけど)残酷な編集は謎の絶望感ある。ちょうどいい心の傷を憐憫しすぎてドツボにハマってしまうのやめたいよね、主人公には逞しく生きて欲しいし、ぼくも見習いたい、、いや個人的に好きなだけか、あとほとんど全てのショットが決まりまくってて最高
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