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怪獣ウラン
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目次

『怪獣ウラン』に投稿された感想・評価

■ 概要

放射能を吸収して巨大となった怪物が人類を殺戮する恐怖を描く空想科学映画。

■ あらすじ

『スコットランドの荒地で軍隊がガイガー計数管の使用訓練を受けていると、不思議な爆発によって荒地に裂け目が出来、そこに一番近い兵隊が放射能火傷を受けるという事件がおこった。
依頼を受けて原子力研究所のアダム・ロイストン博士(ディーン・ジャガー)と、ピーター(エドワード・チャップマン)が調査したが原因は判らなかった。』


■ 感想

本作は「原子人間」と同系列の怪物映画である。
低予算ではあるものの、奇抜なのアイデアと怪獣映画に取り込む高い志によって、50年代傑作SF映画と呼ばれるまでになったのだろう。

ウラン鉱がゼリー状にドロドロと押し出し、人を飲み込み村を破壊するシーンは不気味さが際立って非常に印象深い。
「ボルケーノ」のように、火山の溶岩によって町が全滅するような派手さはないものの、形のない正体不明なヴィジュアルにより、かえって恐怖を増大する役目を果たしている。

ストーリーは陳腐ではあるが、巧みな構成と渋い演出力、そしてモノクロ映像により終末感漂う不気味な雰囲気を生み出している。

低予算SFホラー映画の中では完成度の高い作品である。

ただ、2台のレーダーから電磁波を当てただけで、何で倒せたかの理由を明示して欲しかったな・・・。
それと、ラストの爆発は何だんだろうな・・・。
冒頭のテロップでビビらせやがって…。

ウラン求めるきったないスライムみたいなヘンなヤツ…。

これ【怪『獣』】じゃないですから~…(>o<")

合成と特撮もほんのちょびっと…。
いきなりの説明曖昧な退治方法や最後の爆発はなんなんスの…(?_?)

それより、序盤のガイガーカウンターで調査してたお兄ちゃんはどーなった???

これソフト化してるの凄い…(-_-;)

ジャケはかっちょイイのになぁ~(^_^;
horahuki

horahukiの感想・評価

3.6
放射能を食らう「怪獣」の恐怖!!
陸軍訓練場にて突如地面に亀裂が入った。ガイガーカウンターが異常な放射能数値を示し、その日から訓練場近辺で大火傷により死傷する者が出始める。そして被害者の出る場所には決まって無害化した放射性物質が残されている。一体何が起こっているのか…。

ハマーフィルムによるSFホラー。
ハマー産SFホラーとして有名なquatermassシリーズ一作目である『原子人間』の大ヒットに気を良くした製作のマイケルカレラスがSFホラーの第二弾として制作した怪獣映画。脚本はジミーサングスター。ちなみに本作が初の長編脚本です。

そんで怪獣と言ってもゴジラやガメラのようなものとは違い、スライム状の物体です。しかもウランっていう名前ではなく原題でも作中でも「X」と呼ばれてました。

同種の不定形モンスターが登場する映画は前述の『原子人間』の他にも『マックィーンの絶対の危機』、『カルティキ/悪魔の人喰い生物』が有名ですが、他にも多くの映画が作られています。本作は恐らく『ゴジラ』から多大な影響を受けている反核映画であり、後の『ゴジラ』シリーズや『ガメラ』シリーズに対して影響を与えた映画でもあるのではないかと思いました。

というのも、本作の怪獣「X」は地球が地中奥深くに溜め込んだエネルギーが時間とともに進化して知能を持ったものであり、放射能をエサとするのです。放射能を求めて地表を歩き、放射能を取り込むことで対象を無害化し、次の放射性物質を目指す。自身も強い放射能を放っているため近くにいた人間は被爆してしまうのですが、「X」の行動それ自体は果たして悪なのか。核という絶対悪を排除しようとする「X」の進行は地球自身による浄化作用なのではないかと考えられるわけです。

同じく核の脅威を根底に置き、人類に対する自然環境からの反撃を描いた『ゴジラ』に対し、本作は地球による「核の浄化」を描いているわけです。そう考えると「X」は地球にとっての守護神であり、それは平成ガメラシリーズにも受け継がれているのではないかと感じました。

また、モンスター映画においてはモンスターが現れるまでの「危機感の高め方」というのが1つ重要な見どころになっていると思います。本作では残念ながらモンスターの登場はクライマックスまで待たないといけないのですが、何でもない日常から少しずつ逸脱していく冒頭の演出は、徐々に異変を感じさせるだけでなく適度な息抜きで緩急をつけたものになっており、地味ながらも丁寧なものでモンスター映画好きであればワクワクするものとなっていると思います。

他にも、夜にひとり生い茂った森の中を歩く少年を追いかけるようにトラッキングしていたカメラが、ショックシーンをきっかけにモンスターの目へと変貌し、逃げる少年を捉えるのも面白く感じました。あと骨を残して人の顔が溶け落ちるショックシーンだけがそれまでの地味な作風から浮いてるため、衝撃が強調されていたのも良いアクセントになっていたと思います。

そういえば、『マックィーンの絶対の危機』の2回目のリメイク作が製作中だという話を前に聞いたように思うのですが、どうなってんのかな。

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