アニエス・ヴァルダ監督作品なので観た。
タイトルから「カンフー映画」と思っていたら、年齢差の恋愛ドラマだった。
15歳の少女ルシー(シャルロット・ゲンズブール)と14歳の少年ジュリアン(マチュ・ドゥミ)は遊び仲間だが、ルシーの母親マリ=ジェーン(ジェーン・バーキン)は少年ジュリアンと恋人どうしになっていくという少し危険なドラマ。
映画タイトルになっている「カンフー・マスター!」というのは、少年ジュリアンが大好きなテレビゲームのこと。
さすがに恋愛に大らかに見えるフランスでも歳の差恋愛は御法度の様子。
途中、イギリスの風景も映る。マリ=ジェーンを演じているジェーン・バーキンがイギリス出身だからか…。
シャルロット・ゲンズブールはジェーン・バーキンの実娘であり、少年ジュリアンを演じたマチュ・ドゥミもアニエス・ヴァルダの実の息子である。
この映画、原題も邦題も「カンフー・マスター!」であるが、カンフー映画と間違えられて観ていない人も居るかもしれない、と思うと勿体ない話である。