このレビューはネタバレを含みます
ゲームと現実がリンクしてるところが面白い。
困難な壁が常に立ちはだかるが、主人公のジュリアンはそれを最も簡単に繰り出していく。最終的にゲームをクリアするがその幸せは長くは続かなかった。
ラストシーンの母親についていい女か聞かれた時の返しもエグすぎる。
彼にとってこの恋はゲーム感覚だったのだろうか?投げかけるテーマを一母親がモヤモヤしながら抱えているのがなんとも重たい。
こんな内容どうやって撮れるの?って思ったらジェーン本人の原作で、ジェーンの実の娘と両親が参加。主人公のジュリアンはジャック・ドゥミとアニエスの間にできた子供とのことでやけに納得した。
ジェーンのプライベートフィルムをアニエスの力で芸術作品に上げた。
母親と娘のボーイフレンドの恋愛は個人的にはちょっと気持ち悪すぎて見てられなかったけど、愛の本質をを描く深さ、感性、ディテールも含めた作品の芸術性は天才的だなと思った。ラストもそれでいいという終わり方。
「君の名前で僕を呼んで」とか好きな人はオススメだと思いました。