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八日目の蝉のopokoのネタバレレビュー・内容・結末

八日目の蝉(2011年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ずっと気になっていた作品を配信で視聴。

原作未読、母と思っていた人が誘拐犯だったくらいの予備知識。

こんなことが現実にあったら、みんな苦しすぎる。
一番悪いのは、誘拐した希和子だろうけど、かおる(恵理菜)に対する愛情の深さは、母親以上のものを感じた。
もしかして一番悪いのは、希和子をだました恵理菜の父(妻子持ちの不倫男)なのか、追い詰めた母なのか。。。

本当の親元にもどっても、ちゃんとした親子関係が築けない家族。。
何かあれば、ヒステリックになる母親、諫める父親。
夫婦関係も壊れているのに、なんで別れてないのかも不思議。

恵理菜は同じエンジェルホーム出身でライターの千草と自分の記憶をたどる旅に出て最後に希和子と一緒に過ごした小豆島で、本当の自分の気持ちに気づく。
両親を責めたいわけじゃなかった。。。と。
この島に帰ってきたかった。。。えっ?それ?

写真館に写真を取りに来た希和子は、どういう気持ちだったんだろう。
幼少期に仮にも親子だった二人は会いたくないんだろうか。

恵理菜を中心に物語が展開していたが、逮捕後の希和子の目線での展開も見たかった。
終始苦しく、最後もなんだかもやもやが残った。

この子はまだ食事をしていません。母の愛情です。
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