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EAST MEETS WESTのryusanのレビュー・感想・評価

EAST MEETS WEST(1995年製作の映画)
3.2
日米条約調印のためアメリカを訪れた日本のサムライ使節団は持参した大金を強盗一味に盗まれてしまう。それを取り戻すべく後を追う通訳見習の上條と下僕の為次郎。実は上条は条約を阻止して使節団の一人を暗殺しようとした攘夷派のスパイで、為次郎はそれを防ぐための忍びだった。上条は強盗に父を殺されたサムの仇討ちの助太刀、為次郎は地元のインディアンの娘とネンゴロになって4人はいつの間にか旅を共にする。最初はいがみ合う二人だったが一緒に旅を共にするうちに不思議な友情が芽生えてくる。
果たして二人は大金を取り戻し、お互いの目的を果たせるのか?

西部劇と時代劇の融合、敵討ち、ロードムービー、悪党に支配された町を取り戻すために立ち上がる元教師や街の人々の確執、日本人と地元インディアンとの交流などかなり色々な要素がてんこ盛りの欲張り映画。

喜八さんとしては確信犯的に常識的な展開をあえて外してる感もあり、そういった意味で独創的な映画。岡本監督独特の垢ぬけなさもファンとしては想定内だがB級以上傑作未満かな。
打率3割以上なら野球だって名選手ですね。十分でしょう。

タイムトラベル・映画情報のブログもやってますので宜しく。
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