Leaf

キートンの探偵学入門/忍術キートンのLeafのレビュー・感想・評価

3.9
劇場かつ生のピアノ伴奏という恵まれた環境で鑑賞できたことに感謝。
不勉強も不勉強なので三代喜劇王なんてチャップリンしか知らなかったけど、バスター・キートン、完璧に覚えるくらい面白かった。

コメディの中にも色んな要素を詰め込み、オオ!と思えるような仕掛けも。
普通にドキドキするシーンあったし、これ100年前か...
上映前に解説してもらえたけど、キートン自身が無表情を貫くのも面白い。
今の感覚から行くと、サイレント映画で音もないし、もちろん色もない。その上でさらに引き算するとは...
でもその上で状況なり感情なりを表現するに十分な動きが素晴らしい。

これも解説で言われていたがアクションもすごい。
多分安全管理なんて今に比べたらガバガバだったろうに、こういう天性の感覚ある人がこれやれるっしょみたいなところでやっちゃうもんだから後世へと続く知識となったとともにハードルになったんだろうな。
確かにこれで大人しめなんて言われたら驚きだ。

当時映画だからできた表現、映画教えてくれることが詰まっていて嬉しくなる。
そして嬉しくなるといえば、いつもよく聞くサンサン劇場のマナーCMも生演奏アレンジバージョンだったのもライブ感あって良かった。
劇中の劇場シーンでも少し使ってくれてること、気づきましたよ✨
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