Solo1968

ダンス・ウィズ・ウルブズのSolo1968のレビュー・感想・評価

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)
4.3
公開当時に映画館にて鑑賞して、確か2回観に行きました。その後にVHSレンタルで3回は観たはず。

当時 ビルボードチャートの歴代記録更新でボーイズIIメンと争っていた ホイットニーヒューストンのオールウェイズラヴユーの世界的ヒットが主題歌となった大ヒット作品の ボディーガードでの彼女のボディーガード役で世間の女性からの人気を集めた、そんな記憶が残る時代の中の本人の監督作品。
今改めて調べたら てっきりイーストウッド監督だと思っていたら何と!ご本人監督作品だったとは。

物語は古きアメリカの開拓時代 ネイティブアメリカンが白人にその領土を剥奪される中、主人公のケビンコスナー扮する軍人の良心が、ありえない行動でネイティブアメリカンの部族となり、部族を守るために、当時では考えられないような価値観やプライドを捨てて戦う、という感動作品。

作品自体はこれも、何と!三時間を超えるものだが、何度見ても退屈さを感じ流ことがなく、僕自身は一度たりとも足を踏み入れたことのない 美しいあの時代の開拓前の広大な風景などは、その匂いすら感じられた程。


彼が酋長に名付けられた部族での名前が映画のタイトルで、こう言った部族の名前の付け方など、どこまでが事実なのかはわからないけれど、ジーンと感動した。

世界の歴史において勿論僕らの日本においても、このようなタブーを犯して来た偉大な存在はいるはずで、それは、想像もつかないほどの勇気がいる事で、自身のこれまでの人生を全て捨てる覚悟の決断で、この作品がフィクションであれ、娯楽映画として、これだけ心を動かされるのもそう多くない。20そこらの感性で体験したが、30年以上経った今観てもそれは変わらない。
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