健一

ダンス・ウィズ・ウルブズの健一のレビュー・感想・評価

ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)
5.0
前回鑑賞の「アド・アストラ」にて映画鑑賞本数が4000本に達しました。

今回は生涯の中で観てきたなかで、わたくしのベストワンムービーをご紹介。

本作、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」でございます。

ケビン・コスナーの初監督作品。記憶が正しければ当然ケビンは30代半ばだと思います。

本作製作の為に今まで稼いできた私財を全て投げ打って作った本作。 どれだけ勇気が要ったことか。
そして様々なタブーにあえて挑戦。

1. 上映時間が3時間以上の映画は興行的に当たらない。
2. 今までアメリカ映画界はインディアン イコール 敵、悪者と描いてきた。 その彼らの 善良な 物語。
(日本に例えるなら 仮面ライダーのショッカー達の心温まるハートフルな3時間の映画! 誰が観る?)
3, 作品の殆どがインディアン達が話す ラコタ語。つまり字幕スーパー。
(字幕に何の抵抗もなく映画を観ているのは世界中で日本🇯🇵だけです。他の国では外国映画を上映する時は吹替が当たり前。よって字幕スーパーの映画も興行的に当たらないとされていた。)

これらのタブーを承知の上で本作を作ったケビン・コスナー。
まさに執念の人です。

そして出来上がった本作の何という素晴らしいことか!

男の孤独!夢!ロマン!全てが詰まっている。
30代,40代の頃に本作を観ていたら また感じ方が違うと思うが、
わたくしは10代のまだ ガキんちょの頃に劇場で鑑賞したので、
感銘、感動 受けまくり。本作はわたくしの人生のバイブルになったのです。

その感動はあれから28年経った今でも 色褪せることなく、そしてその感動を超える作品にも巡り合ってもいないのです。

本作はアカデミー賞も受賞し、興行的にも大ヒット!
いい映画。素晴らしい作品には タブーなんて 無いのです。

様々な苦難を乗り越え、栄光をつかむ。
私もそんな人生を歩みたい。


劇場公開時 1991年 5月
新宿プラザ
💺1044席
客入り 半分くらい埋まってたような。
健一

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