さとうの人

発狂する唇のさとうの人のネタバレレビュー・内容・結末

発狂する唇(1999年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ずーっとずっと前から「狂った映画」ということは聞いていて、ずーっと前から気になっていて、やっと鑑賞。
やはり、口コミ通りで「狂っている」

冒頭に出てくるマスコミからまともだと思われていたヒロインまで、まともじゃない、まともじゃない。しかしその愚かさに人間らしさも感じる。

殺人容疑が掛かった兄を探すというシリアスな流れから、突然の霊能者登場。主人公に霊能力がさずけられてから、突然のミュージカルそしてポルノ。気がつけばホラーの様なよどみのある緊張感が漂っていると思えば、アクションが始まる。なんでもアリだからこそ先が予想できない展開に、凄いを乗り越えて恐怖すら感じた。

室内シーンの若干わざとらしい照明も(いい意味で)イヤラシイ。

そしてカオスな味にやみつきになったかもしれない。恐ろしい


2016/12/23 キネカ大森の発狂シリーズ特集にて

2度目の鑑賞。事前に話が分かるとはいえ、次の展開へハラハラしてしまう。それでも狂ってる
さとうの人

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