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天国への郵便配達人のxavierのレビュー・感想・評価

天国への郵便配達人(2009年製作の映画)
4.0
天国に手紙が届けばいいのになぁ…
野原の真ん中に立つ赤いポストに手紙を投函しに来たハナは、不思議な雰囲気を持つ青年ジェジュンに出会う。
彼は、自分のことを天国にいる人たちに手紙を届ける"天国の郵便配達人"だと名乗るが、そんな事は信じないハナは、まともに相手にしなかった。
数日後、再びジェジュンに会ったハナは、彼に説得されて仕事を手伝う事になる…
ストーリーはこんな感じ。
この作品は劇場公開作品ではなく、日韓共同ドラマプロジェクト"テレシネマ7"シリーズの一本です。
脚本は、あの北川悦吏子!
話としては、野原に立つ赤いポストに天国にいる大切な人に向けて投函した手紙を回収し、その書いた人の思いに答えられる様にあれやこれや行動する男女のお話です。
この中では、亡くなった5歳の娘に宛てたお母さんの手紙(手紙の内容に感動したハナがジェジュンを手伝うきっかけとなった手紙)や、妻を亡くした夫が
亡くなった後に出て来た熱烈なラブレターを見て子どもがホントに自分の子なのか疑う(息子が自分には似ても似つかないイケメンなので、ラブレターの男性との子供ではないか疑う)手紙などが出てきます。
内容は違うものの、そこにあるのはああしとけば良かったという後悔と自分のことを許して欲しいというものばかり。2人は残された人々の心が軽くなるようにどうすれば良いのか考える…
そして、仕事を一緒にする中でハナとジェジュンの間には恋が芽生えるんだけど、ジェジュンにはハナに言えない秘密が…
ここからが切なかったなあ…

死は、何の前ぶれもなく突然やって来る。その為、伝えられない事もある。
それがどんなに大事な事であっても…
だから、伝えたいことは、どんな事があっても伝えるべき…後悔しない様に

何回も観てるけど、やっぱり良い作品
そして、ショートカットのハン・ヒョジュは何回観てもカワイイ…
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