ゴン吉

もっともあぶない刑事のゴン吉のレビュー・感想・評価

もっともあぶない刑事(1989年製作の映画)
3.8
型破りな刑事バディの活躍を描いたTVドラマシリーズの劇場版第三弾。 
舘ひろしと柴田恭兵がW主演、仲村トオル、浅野温子、木の実ナナらが共演、真梨邑ケイがゲストヒロインを務める。  

横浜港署の鷹山刑事(舘ひろし)と大下刑事(柴田恭兵)は、証拠も令状もないのに、上司の了解も得ずに勝手に株式会社銀星会をガサ入れする。二人は上司の怒りをかい、別件の時効寸前の15年前の古い事件を担当させられる。当時この事件を担当した県警のエリート局長に励まされながら調査を進めていくと、15年前の事件にも銀星会が絡んでいた可能性があきらかになるが、時効まで4日と迫っていた。
果たして二人は時効までに事件の真相を明らかにすることができるのか?   

二人の刑事がそれぞれ白と黒のスーツと黒いサングラスで決めて、息の合ったテンポのよい行動と軽いノリが洒落ています。
派手な銃撃戦や昭和らしいカーアクションも見どころです。
スポンサーである日産のハイソカー・レパードはもとよりアメ車のカマロなどが活躍し、昭和テイストいっぱいです。
一方でボコられ役はスポンサーでないトヨタ車を使うなどハッキリしているのが笑える。
公開当時はキザなセリフでカッコをつけた二人の刑事が小学生に大人気でした。 
一方で、警察手帳や拳銃を返上させられて刑事の身分がなくなったのにもかかわらず、勝手に米軍から銃を手に入れて人を殺しまくるなど、ストーリーは目茶苦茶です。
何も考えずに童心にかえって笑いとアクションを楽しむ娯楽作品です。
「俺たち運がいいですから」
最後までボケをかまして楽しませてくれる。 
本人たちは「死ぬかと思った」って言ってるが、全くそうは思えず笑いを誘う。  

2022.12 TOKYO MX TVで鑑賞
ゴン吉

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