ガブXスカイウォーカー

もっともあぶない刑事のガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

もっともあぶない刑事(1989年製作の映画)
3.6
冒頭からがさ入れで警告もなしに銃を乱射するタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)。TV版の時から発砲率が高いのは変わらない。

だがヒロイン、真山薫(浅野温子)は様々なコスプレをして「結婚して~」と喚きまくる。以前はいい女だったのに、どうしてこうなった?

なお、タカとユージが懸賞金をかけられ、行く先々で命を狙われるが、運が良くて助かったり、ラストの「死ぬかと思った!」などのギャグは海外コメディ刑事ドラマ『俺がハマーだ!』のパクリだ(ギャグじゃないが映画『ガントレット』そっくりのシーンもある)。

今作はTVシリーズ『もっとあぶない刑事』の終了時に製作されたのでキャスト陣はどこか疲れ気味にも見える。

とは言え、柏原寛司はタカとユージが警察に追われたり、宿敵、銀星会を壊滅させるなど最終作にふさわしい脚本を書きあげている。

村川透監督はラスト30分を盛り上げて見事なエンターティーメントに仕上げてくれた。まさに有終の美を飾った作品と言えよう。

しかし、まさかその7年後に復活し、TVスペシャル1本、映画4本もの続編が製作されようとは誰が予測しえたであろうか?(笑)