シカゴのアップルのレビュー・感想・評価

アイルランドからシカゴへ移住した一家の波乱万丈な生活を描いた映画です。主演のタイロン・パワーは一家の次男坊を演じていました。馬車と機関車のレースシーンから一気に引き込まれます。冒頭から一家の怖いもの知らずさを見せつけられます。気丈な母親のおかげで息子たちはシカゴでなんとか暮らせるようになりますが成長すると価値観の違う兄弟に不穏な空気が流れはじめます。中盤までの人間ドラマから後半の災いシーンへの切り替わりに目を見張りました。ラストシーンはもう少し余韻があった方が良かったんじゃないかなと個人的には思いました。