たにたに

プリンセスと魔法のキスのたにたにのネタバレレビュー・内容・結末

プリンセスと魔法のキス(2009年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

【憧れの力】2022年131本目

この物語は、1人の夢見るごく普通な女の子が、脇目も振らず努力する中で、本当のプリンセスになって幸せも手に入れちゃうお話です。

"見た目"に惑わされず、自分らしい生き方をすること。
努力を惜しまず、夢へ向かって突き進むこと。
そして、それが本当に正しいかを自問自答すること。

ティアナはこれらを自身がカエルになって、そしてナヴィーン王子やワニ、ホタルたちと出会ったことで気づいていきます。

最も素敵なシーンだと感じたのは、
ホタルのレイが亡くなり、彼の憧れである燦々と光輝く星の近くに彼自身も星となって寄り添う場面。

ティアナにとって、あの星の見方に変化があったことも感慨深いものです。願い星なんて信じなかった彼女が、最終的には星への願いに希望を見出します。

レイにとっては憧れでもあり、恋するものでした。

夜空に輝く星が、それぞれ人によって感じ方や見え方が違うものなのです。
これは忘れてはならない考え方です。
それは違うよ、あれはただの星だよ、なんて言わない方がいいんです。

人間は見た目だけで、その本質を探ろうとします。その多くは周りの意見によって左右されている。自分がどう思うかが大事なのであって、他人の考えと違うからと言って自分や他人を否定することは重要ではないでしょう。



ミュージカル要素が盛りだくさんで楽しんで見れました。
また、ファシリエのヴィラン感も好きなタイプです。ワルイージみたいでしたけど。
歩行器持ってたおばあちゃんホタルは笑いました。
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